スーパープレミアム認証事業所

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スーパープレミアム認証事業所

株式会社 アイクコーポレーション

業種/情報通信業 従業員数/102人 女性比率/56%

スーパープレミアム認証達成項目

Project 1

女性労働者の割合が国の定める平均値以上

Project 2

正社員への転換実績又は正社員として再雇用し、再雇用後6箇月以上継続して就業している

Project 3

出産した女性労働者の就業継続率が80%以上

Project 4

男性労働者の育休取得率100%

「情報で地域を元気に、豊かに、幸せに」を掲げ、『愛媛こまち』『MJ』など多彩なメディアを展開。全従業員が自分に合ったワークスタイルで、前向きに働き、会社とともに成長できる組織づくりを進めています。

Project 1

女性労働者の割合が国の定める平均値以上

社会の変化に対応できる組織づくりの結果

女性社員の比率を上げることを目的とした特別な取り組みや、女性の採用強化を行ってきたわけではなく、社会の変化に対応できる組織づくりを進めてきた結果、現在のバランスになりました。
弊社は生活情報を発信するさまざまなメディアを展開しており、多様な視点を持つことや、読者ターゲットに合った人材が必要で、編集やデザインといった製作分野に加え、営業においても女性が活躍するようになりました。また『愛媛こまち』を発行している会社のイメージからか、女性の求職者が多いと感じます。
正社員への転換や、ワーク・ライフ・バランスを支援する制度を整えたことによって長く働き続ける社員が増えたことも、この結果につながっているのではないかと思っています。ちなみにパート従業員も含めると、女性の割合は約6割です。

Project 2

正社員への転換実績又は正社員として再雇用し、
再雇用後6箇月以上継続して就業している

一人一人に合ったキャリアアップを支援

性別に関わらず、非正規雇用労働者の企業内キャリアアップを促進し、業務遂行能力や優れた技量を持つ人を積極的に正社員登用しています。本人の思いを大事にすることを基本としていますので、希望を聞きます。契約パートタイムの女性が、子育てが一段落したということで正社員として働きたいと希望されるケースが多いです。
パートタイム労働者から申し出を受けた場合、有期雇用のフルタイムで働いていただきます。その間、本人にはフルタイムでの働き方や業務を理解し、仕事を通じて知識やスキルをさらに高めていただきます。会社としてはキャリアアップを支援しながら、適性を見極め、その人に合った働き方を前提とし、正社員への登用を行います。

Project 3

出産した女性労働者の就業継続率80%以上

社員の声を反映させて制度を拡充

直近の事業年度においては就業継続率100%です。育休からの職場復帰のハードルを下げるために、時短勤務、勤務時間変更、テレワークなど、柔軟な制度設計に注力し、出産や育児といったライフイベントを会社全体で支援する環境を整えてきました。
各種制度は、利用者に寄り添った内容であることが重要だと考えています。そこで、社員の声を聞き、それを反映させて制度を充実させてきました。たとえば、時短勤務は法定では「3歳未満まで」となっていますが、弊社では小学校卒業まで可能です。最初から、そのように定めていたわけではなく、「小学校入学まではフルタイムは難しい」「小学校高学年になると学童が利用できない」などの声に応じて、段階的に延ばしてきました。テレワークが難しいような場合には、子どもを会社に連れて来る「子連れ出社許可制度」という選択肢もあります。この制度は、夏休みや冬休みによく利用されています。

Project 4

男性労働者の育休取得率100%

男性社員の育休に対する意識改革とモデルづくり

性別に関係なく、対象者には積極的な育休取得の周知を図り、対象者に案内をしてきましたが、男性社員の取得はなかなか進みませんでした。男性社員の育休に対する意識改革が課題で、前例をつくることの必要性を感じましたので、2024年度はパパ育休の推進に力を入れました。
そんななか、ある部門のリーダーが対象者になったので、ワーク・ライフ・バランスや家族との関わりにおいての育休取得の意義と、会社としての思いを伝える働きかけをしたところ、取得に至りました。BCPの考え方で、業務の属人化解消を部門単位で進めてきた背景もあり、スムーズな対応ができました。
前例ができたことで、「次は私も!」と手を挙げる男性社員が増えることを期待していますし、今後も積極的に働きかけていきます。

目標達成のプロセス

1

すべての従業員が活躍する組織づくり

2

企業内キャリアアップの支援と積極的な正社員登用

3

社員の声を反映させながら制度を拡充

4

パパ育休の取得の前例をつくるための積極的な働きかけ

メディア・コンテンツ開発部
PMチーム

白石 華子

2000年入社

入社した翌年に生まれた長男を筆頭に4男3女に恵まれ、育休を7回利用し、働き続けています。家族と仕事のどちらも大事だという私の思いを受け止め、支えてくれたこの会社には感謝の気持ちでいっぱいです。

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Question 1

7回の育休取得を経て感じたことは

育休は二人目の子どもまでは半年、回を重ねるごとに長くなっていき、四人目からは1年休んでいます。最初半年だったのは、「早く戻った方がいいのかな」との思い込みと、子育てから少し距離をおく時間が欲しいという気持ちがあったからでした。育休取得を経験して「会社は待ってくれている」と感じられたし、「休んでいる間は子どもをしっかり可愛がろう」と思うようになりました。育休を取って働き続けることで、仕事面でも親としても成長できたと感じています。

Question 2

あって良かったと思う子育て支援は?

前向きな変化を続けていく社風で、子育て支援は範囲を広げたり、新しい制度を設けたり、年を重ねるごとに手厚くなっています。子どもが小学校卒業まで利用できる時短勤務、勤務時間を自分に合わせて設定できる制度、子どもを連れて出勤できる制度など、どれも私たちの「あると助かる」が形になっているので、どの支援もありがたいですね。社長や上司に要望や意見を言いやすい風土も弊社の魅力です。それが子育て中のさまざまなフォローにも繋がっているように思います。

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Question 3

育休からの復帰で困ったことは?

復帰前は「やっていけるのかな」と不安になりますし、復帰直後に「休んだ分、早く追いつけるように頑張らないと」と自分にプレッシャーをかけることはあります。ただ、さまざまな制度を利用すれば、自分に合った働き方ができますし、業務内容を配慮してくれているので、特に困ることはありませんでした。最初のころと、7回目では経験値が上がった分、不安も少なくなりました。この経験を生かして、会社の取り組みをサポートしていきたいと考えています。

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社員インタビュー画像 企業文化の進化と豊かな未来づくり

代表取締役社長

橋本 悠生

2020年就任

「ワーク・ライフ・バランスが大事」を浸透させるのに時間が必要でした。育児の情報を社内報で毎号発信するなど、小さな取り組みを重ねたことが良い変化を生みました。しかし、これで終わりではありません。これからも進化を続けます。

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Question 1

認証取得に向けて取り組んだことは?

20年以上前から、出産、育児、介護といったライフイベントを支援するための制度の拡充し、組織全体で支える文化の醸成も図ってきました。その結果、出産した女性労働者の就業継続率は向上しましたが、男性社員には「仕事最優先」の考え方が根強く、育休を取る雰囲気がありませんでした。そこで、パパ育休の推進に力を入れて取り組みました。「スーパープレミアム認証」のタイミングで対象となる社員がいましたので、「育児に向き合う姿勢を示そう」と取得を促しました。

Question 2

この取り組みによる成果を教えてくだい。

「男は働いてなんぼ」の古い価値観がまだ残っており、男性は仕事に逃げがちだと気づきました。男性育休のロールモデルができたことは、次に繋がる大きな成果です。前例ができたことで、「男性育休」という言葉の定義づけが明確になり、男性社員が育児に関わることやワーク・ライフ・バランスを考えるきっかけにもなると感じています。社員の思いはもちろん、一人一人の家庭環境や家族の思いにも寄り添いながら環境を整え、制度の利用を促したいと思います。

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Question 3

目標や夢をお聞かせください。

さまざまな変化に対応しながら成長し、社会に貢献できる企業であり続けることが目標です。そのために、すべての従業員が前向きに力を発揮し、自分らしく仕事ができる働きやすい環境づくりを進めます。寄り添う姿勢を大事にし、一人一人に合ったマネジメントや育成を行い、組織力を高めます。「社会は変化していく」を前提に、常に企業カルチャーを進化させていきます。そして、価値ある情報サービスの提供を通して地域貢献し、豊かな未来づくりを実現していきたいと考えています。

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企業情報

社名

株式会社 アイクコーポレーション

住所

〒791-1102 愛媛県松山市来住町1288番地1

業種

情報通信業

従業員

102人