スーパープレミアム認証事業所

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スーパープレミアム認証事業所

株式会社愛媛銀行

業種/金融業・保険業 従業員数/1293人 女性比率/40%

スーパープレミアム認証達成項目

Project 1

男性労働者の育休取得率100%

Project 2

正社員に占める女性労働者の割合が4割以上

Project 3

女性の正社員への転換実績又は正社員として再雇用し、再雇用後6か月以上継続して就業している

Project 4

女性労働者の就業継続率が80%以上

Project 5

正社員の女性労働者の平均継続勤続年数が国の定める平均値以上

多様な人財が「働きがい」を持って多様な働き方で活躍する銀行

多様な「人財」が活躍する職場環境づくりに取り組み、女性活躍推進、仕事と家庭の両立支援、育児休暇制度の拡充など働き方改革を推進しています。「働きがいのある銀行」を掲げ、一人ひとりが能力を最大限に発揮できるよう多様なキャリアパスと働き方を提供。

Project 1

男性労働者の育休取得率100%

家庭の充実が仕事の充実にもつながる

「育児休業=女性が取得するもの」という意識が根強く、制度はあるものの男性の取得にはなかなか至りませんでした。そこで2017年4月に、配偶者の出産後8週間以内に5日間連続で休暇を取得するというファミリーサポート休暇制度を導入したのですが、導入当時は「5日も休めない」「同僚に迷惑をかけてまで休みたくない」などの声が聞かれました。一方、取得した行員からは好反応で、取得者が増えていくなかで、休暇取得が当然のこととして受け入れられるようになりました。
今では休暇取得が前提ですので、引き継ぎなどを計画的に行っていくようになっていますし、上司や同僚から「いつ取得する?」と声をかけるなど、互いにサポートする環境がより整い、本人にとっても周囲にとっても良い影響を与えています。こうした実績を積み重ねていくことで、数週間・数ヶ月など長期で育児休業を取得する行員も増えました。

Project 2

正社員に占める女性労働者の割合が4割以上

働きたいと思う人が働くことのできる環境に

昔から採用時における女性と男性の人数に差はないのですが、どうしても結婚・出産のタイミングで退職してしまう女性が多くいました。そこで、結婚や配偶者の転勤に伴って勤務地変更ができるようにするなど、さまざまなライフイベントの際にキャリアを諦めることなく働き続けられる制度や環境整備に取り組んできました。勤務地変更の希望については、1on1ミーティングや人事面談で要望を確認しています。
また、退職した行員が非正規行員として再度勤務してくださることも多かったため、2022年にカムバック採用制度を創設し、男女問わず、一定の条件を満たせば正行員として復職できるようにしました。この採用制度に毎年応募があることを嬉しく思っています。

Project 3

女性の正社員への転換実績又は正社員として再雇用し、再雇用後6か月以上継続して就業している

新たなステップが本人にも周囲にも良い影響

当行にはさまざまな理由で非正規行員として働く人が多くおり、その理由のなかには育児や介護などの家庭の状況もあります。そこで、さまざまな状況にあっても働きやすい環境を整えていることを周知し、非正規から正社員(正行員)への転換を含め、働く人それぞれが自分の思いや状況に応じてキャリアを積めるよう努めてきました。また、正社員に転換した人の生き生きと働く姿が、「自分もチャレンジしてみよう」という意欲を起こさせることにつながり、毎年正社員への転換を希望する人がいます。
正社員を目指す人達は、資格取得に積極的に取り組んだり、新しい業務に挑戦したりするなど、より前向きな姿勢で仕事に臨んでいます。今後もだれもが自分に合った働き方を選び、生き生きと働けるように、さまざまな面からバックアップしていきます。

Project 4

女性労働者の就業継続率が80%以上

不安解消のための「つながり」と企業内託児所

長期間休むこと、復帰後の働き方やキャリアへの不安を抱く人の悩みを解決したいとの思いで、2015年に「ひめぎん子育て倶楽部」を設立しました。産休育休期間中でも行内の情報を得たり、いつでもチャットやメールで相談したりできます。ちょっとした疑問や不安も気兼ねなく聞けるので、復帰後の安心につながっています。また、仕事と子育ての両立支援の取り組みの一つとして、2017年に企業内託児所「ひめぎんこども倶楽部」を設けました。
育休復帰者が増えることで育児との両立に理解が深まり、お互いにサポートし合える体制がますます整ってきていると感じます。また育児関連の制度利用者が増えることにより、自分も両立できると考える行員が増え、その行員が復帰後に次の行員のサポートをしていくという好循環を生んでいます。

Project 5

正社員の女性労働者の平均継続勤続年数が国の定める平均値以上

理想のキャリアを目指し続けるためのサポート

経営理念に「働きがいのある銀行」を掲げ、男女ともに働きがいをもって働き続けてもらえることを目標としています。そのためにまずは、いかに働きやすい環境を整えるかを考え、環境整備や制度作りに取り組んできました。また、モチベーション維持も大切であると考え、人事面談のなかで異なる業務について案内をする、どのようなキャリアを描いていくことが出来るかというキャリアプランを提示する、といったことを続けてきました。2024年には公募制での配置を行う「ジョブチャレンジ制度」を設け、経験したことのない新たなポストへの積極的な配置などを実施。希望部署に応募した社員からは「心機一転、新入行員の気持ちで業務に臨んでいます」「知識が活かせて満足度の高い業務を行えています」といった声が聞かれます。
働きやすい環境整備をしっかりと行った上で、キャリアへの後押しをすることで、それぞれが自身のキャリアを描き、働きがいをもって働き続けることができるという結果につながっている、と考えています。

目標達成のプロセス

1

働きたいと思う人が働き続けられる環境づくり

2

ワークライフバランスを支援する制度の整備

3

社員が互いにサポートし合うつながりを醸成

4

キャリアプラン実現のためのバックアップ

「子どもファーストで」の手厚いサポートに支えられている

企画広報部 広報IR室

甲斐 明菜

2005年入行

お客様サービス部勤務時に、3人の子どもを出産し、3回の育児休業を取得しました。現在は、各マスコミへの案内やホームページの情報掲載などの業務に携わる企画広報部の副調査役として活躍しています。

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Question 1

育休取得中はどのように過ごされていましたか。

育児に専念していました。子どもと触れ合う時間をたっぷりとれた有意義な期間でした。3人目の子どもの育休中は、ちょうど一番上の子が小学1年生になったタイミングでした。上の子が環境の変化に慣れるまでの間を、家に居てケアしてあげることもできました。当時は広告宣伝を担当していたのですが、行員としての見方とは別に、お客様目線で当行の広告に触れ、いろいろな気づきがありました。また、ママの視点での商品開発のアイデアを考えたりすることもありました。

Question 2

育休取得に際しての職場の反応はどうでしたか?

育児休業は特別なことではないという環境と、「子どもファーストで」というあたたかい雰囲気で、支えてもらったという印象です。業務の引継ぎをしっかり行った上でスムーズに休暇に入れました。制度に関することや業務については人事教育部に相談することもできましたし、先輩ママから教えてもらったりもしました。「ひめぎん子育て倶楽部」ができてからは、スマホで情報共有することで職場とのつながりを感じながら、休みに入り、復帰も安心してできました。

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Question 3

育休を取得したことで変化はありましたか?

休暇中は物理的な距離ができたことで、お客様目線での新しい気づきがいろいろありました。また、以前は「こうしなければいけない」と頭の固いところがありましたが、考え方や対応に幅ができたとも思います。3回の育休を取得し、仕事を続けてきた経験を生かし、後輩達が仕事と家庭、子育てを両立していけるよう、私ができるサポートを行っていきたいと考えています。私自身もワークライフバランスを充実させて、目標を持って仕事に取り組んでいきます。

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社員インタビュー画像 働きがいを持って働ける環境と一人ひとりに寄り添う組織をつくる

執行役員
人事教育部 部長

中村 哲也

2023年就任

仕事とプライベートの両方を充実させることで、行員は本来持つ能力を最大限に発揮し、質の高いサービスを提供できると考え、だれもが安心して働き続けることができる環境と制度を整えてきました。

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Question 1

認証に向けて取り組んだことは?

それぞれの家庭環境があるなかで、どのようなライフイベントが発生しても、性差なく、働きたいと思う人が働き続けられる環境づくりに取り組んできました。子育てセミナーの実施やTeamsを活用した情報共有を行う「ひめぎん子育て倶楽部」の設立や、ファミリーサポート休暇の導入をはじめ各種休暇の充実を図るなど、制度や環境を整えてきました。制度や環境を活用して働き続ける行員が増えることにより、お互いがサポートし合うつながりが醸成されてきました。

Question 2

取り組みによりどのような結果が得られましたか?

一番うれしく思っているのは、大事な「人財」を失うことなく、生き生きと働いてもらえているということです。人のため、地域のために何かをしようと思った時に、原動力になるのは「人」であり、その人の「想い」であると考えているからです。また、各種制度を取り入れることにより、新たな働き方や制度を考えるきっかけになっていくという好循環が生まれています。認証を取得したことで、行員が働きやすさを実感し、エンゲージメントの向上につながると考えています。

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Question 3

今後の目標や夢をお聞かせください。

経営理念に「働きがい」を掲げており、企業の成長の源泉は「人」であると考えています。今後も、多様性を大切にし、性別に関係なく、全ての世代の役職員が働きがいを持って働ける環境づくりを続けていきます。そして、個々人のワークライフバランスをしっかりとり、男女ともに活躍してもらい、その先に女性管理職が当たり前にいる環境にしたいと考えています。「愛媛銀行で働いていて良かった」と思ってもらえるよう、一人ひとりに寄り添える組織づくりに取り組みます。

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企業情報

社名

株式会社愛媛銀行

住所

790-8580 愛媛県松山市勝山町2丁目1番地

業種

金融業・保険業

従業員

1293人