スーパープレミアム認証事業所

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スーパープレミアム認証事業所

株式会社 伊予銀行

業種/金融業・保険業 従業員数/2883人 女性比率/48%

スーパープレミアム認証達成項目

Project 1

正社員の女性労働者の平均継続勤続年数が国の定める平均値以上

Project 2

出産した女性労働者の就業継続率が80%以上

Project 3

男性労働者の育休取得率100%

Project 4

女性の正社員への転換実績又は正社員として再雇用し、再雇用後6箇月以上継続して就業

"Well-Being"よりよい人生のために、より良い仕事を。

働き方改革、DE&I、健康経営を中心に、従業員一人ひとりが個性あふれる能力を最大限に発揮できる職場環境づくりに取り組んでいます。めざしているのは、「働きやすい会社」「働きたい会社」そして「地域の未来づくりに貢献し、ともに成長する会社」です。

Project 1

正社員の女性労働者の平均継続勤続年数が国の定める平均値以上

女性活躍推進と働き方改革で 多様な制度を導入

2015年に「女性活躍推進宣言」を実施して以来、女性が長く活き活きと働ける職場環境づくりに力を入れてきました。「女性役席者比率」や「女性の平均勤続年数」を重要な指標とし、さまざまな取り組みを実施しています。具体的には、階層別の研修、結婚・配偶者の転勤・介護等の理由により勤務地を変更可能とする「勤務地変更制度」の導入、小学校3年生まで利用可能な「育児短時間勤務制度」、「フレックスタイム勤務制度」、「在宅勤務制度」などがあります。2024年4月には、不妊治療や配偶者の転勤など、さまざまな事情に対応できるように「ライフコースサポート休職制度」を新設しました。
さらに、働き方改革の一環として、2017年より全社的な働き方改革運動「スマート・ワーキング・チャレンジ」に取り組んでいます。また、2022年から総合職の転居転勤の有無を選択可能とし、より柔軟なキャリア形成を支援しています。
こうした取り組みの結果、女性の平均勤続年数は13年を超え、結婚や出産後も働き続ける女性が増え、女性役席者の割合も大きく伸びました。

Project 2

出産した女性労働者の就業継続率が80%以上

長期的な視点で子育て中の従業員を多面的に支援

子どもを産み育てやすい職場環境整備のため、育休前後の研修会「プレママ・プレパパ研修会」「ワーキングペアレント研修会」を実施し、長期的な視点で子育てと仕事の両立をサポートしています。
また、育休中にも会社との繋がりを保ち、キャリアが分断しないようにする取り組みとして、育休中の「育休セミナー」の実施や、自主学習支援システムの導入なども行っています。
働くママやパパの不安解消と経済的な支援に役立っている保育料等補助制度をはじめ、福利厚生制度の一環として2023年9月に導入した家事代行サービス、社内保育所「いよぎんきっずらんど」など、さまざまな面から子育て中の従業員をバックアップしています。

Project 3

男性労働者の育休取得率100%

育児参画への意識の変革と取得しやすい環境整備

2015年から男性の育児休業取得を強力に推進してきた結果、2016年度以降、男性育休取得率100%を継続して達成しています。2016年には役員や管理職が「イクボス宣言」を行い、職場全体で育児支援の意識を高めました。さらに「男性育休100%宣言」に賛同し、取り組みを強化。2022年には「出生時育児休業制度」を新設し、休業中の給与・賞与を保障するなど、より柔軟に育休を取得しやすい環境を整えています。これらの取り組みにより、男性も積極的に育児に参加する雰囲気が広がっています。
男性育休取得の浸透や両立支援制度への理解を目的として、パートナーが出産予定の男性従業員を対象にした両立支援等に関する研修会「プレママ・プレパパ研修会」を実施しています。さらに、対象従業員は外部主催の「父親学級」にも参加し、他企業のプレパパやパパとの交流を通じて、育児参画の意識を高めています。
2024年には、「イクボス宣言」を、人的資本経営の観点を取り入れた「Well-Being宣言」へとブラッシュアップしました。

Project 4

女性の正社員への転換実績又は正社員として再雇用し、再雇用後6箇月以上継続して就業

個々に合わせた柔軟なキャリア形成を支援

非正規雇用で働く女性のキャリアアップ支援の充実を図るなかで、「キャリアチャレンジ制度」という正社員登用制度を設け、意欲ある方の活躍機会を広げてきました。2022年の人事制度の見直しにより、中途退職後の再雇用に際して、非正規雇用を経ることなく、直接正社員としてカムバックすることが可能になりました。また、総合職を一本化し、従来の特定総合職と総合職の区分を廃止し、キャリアの天井を解消。加えて、総合職の転居転勤の有無を選択可能にしました。2024年度からは、キャリア多様化への対応や職場の心理的安全性確保などを目的とする「1on1ミーティング」の全社展開に向けた取り組みも行っています。定期的な対話を通じて、従業員一人ひとりのキャリア支援にもつながることが期待されています。
このようなさまざまな取り組みにより、個々の事情に合わせた柔軟なキャリア形成を支援しています。結果、女性従業員のキャリア継続率が向上し、管理職に占める女性の割合も着実に増加しています。今後も、全ての従業員が個性あふれる能力を最大限に発揮できる職場環境の整備に努めます。

目標達成のプロセス

1

「女性活躍推進宣言」を実施

2

子どもを産み育てやすい職場環境の整備

3

職場全体で育児を支援する意識を高める

4

柔軟なキャリア形成支援のための制度改定

5

さまざまなニーズに対応する多彩な制度の導入

仕事と家庭のバランスを整え学びにも取り組んで復帰

湊町支店

岡田 彩和

2018年入行

一般職として入行しましたが、仕事の幅を広げたいという思いで、2021年に総合職へ転換。育休後、2024年1月にフルタイムで復帰し、現在は窓口で預り資産や相続などの相談窓口を担当しています。

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Question 1

育休取得中はどのように過ごされていましたか。

育児をしながら、子どもが寝ている時間などを活用し、市場マーケット情報の収集や、新聞での情報収集、資格取得に向けた勉強をしていました。「プレママ研修会」や職場での会話のなかでお聞きしていた先輩ママの育休中の体験談などを参考に、復帰後の生活を踏まえた過ごし方をイメージして臨みました。育休中に試験を受けた資格もあります。育休後にフルタイムで復帰したのですが、情報収集や勉強をしていたことが、復帰時の不安解消にも役立ったと感じています。

Question 2

育休取得に際しての職場の反応はどうでしたか?

当行は「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」行動宣言に賛同しています。男性、女性ともに上司が、業務の引継ぎについて丁寧にフォローしてくださいましたし、周りの方も協力し合う体制を整えてくださっていましたから、安心して休むことができました。復帰に際して、事業所内保育施設「いよぎんきっずらんど」や完全フレックスタイム制度を利用させてもらっています。仕事と家庭の両立やキャリア形成を支援してもらう環境で働くことができています。

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Question 3

育休を取得したことで変化はありましたか?

育休中に、家事の効率化を改めて考え、育児や家事の分担などについて夫婦間での話し合う時間を取るなど、家庭と仕事のバランスを整える準備期間ができました。復帰後は、子育て世帯の方とお話する際に、話題が広がったり、共感が深くなったりという変化もありました。それがお客さまの課題解決につながるコンサルティングに役立っています。育休取得中に分かったことや感じたことを活かし、さまざまな事情で休んでいる職員のフォローに取り組むようにもなりました。

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社員インタビュー画像 DE&I推進に注力してめざす地域とともに成長する銀行

執行役員 人事部長

杉野 理佳

2024年就任

仕事とプライベートの両方を充実させることで、職員は本来持つ能力を最大限に発揮し、質の高いサービスを提供できると考え、だれもが安心して働き続けることができる環境と制度を整えてきました。

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Question 1

認証に向けて取り組んだ理由と取り組んだことは?

当行は「潤いと活力ある地域の明日を創る」という企業理念のもと、愛媛の企業として、持続可能な社会の実現を目指しており、地域が抱える課題に向き合うためにも、本認証制度に賛同しました。だれもが働きやすく、働きがいのある職場環境を整えることをめざし、DE&I推進にも注力してきました。当行の役職員の半数以上は女性であることから、女性が活き活きと活躍できる職場づくりは、多様な人財の働きやすさにもつながると考え、社内環境整備に取り組んできました。

Question 2

取り組みによりどのような結果が得られましたか?

両立支援を中心とした環境整備を積極的に進めた結果、10年ほど前は10%であった女性の既婚率は、近年では40%以上になりました。また、10年を下回っていた女性の勤続年数は13年を超える水準にまで長期化しています。育児休業については、2016年度以降、男女ともに取得率100%が続いています。働き方改革、DE&I、健康経営を中心とする社内環境整備の実現に取り組むことで、従業員のエンゲージメントが向上し、一人ひとりが能力を最大限に発揮できると考えています。

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Question 3

今後の目標や夢をお聞かせください。

2023年5月に、公平性という概念をより明確にした「DE&I宣言」を実施しました。これは、「だれもがチャレンジする機会を得られ、その機会を十分に活かせる組織をつくる」という強い思いを形にしたものです。今後は、この「DE&I宣言」に基づき、各種施策を展開し、「働きやすい会社」「働きたい会社」、そして「地域の未来づくりに貢献し、ともに成長する会社」をめざします。2025年度に導入する新制度もありますし、常に取り組みを発展させていきます。

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企業情報

社名

株式会社 伊予銀行

住所

〒790-8514 愛媛県松山市南堀端町1番地

業種

金融業・保険業

従業員

2883人