スーパープレミアム認証事業所

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スーパープレミアム認証事業所

伊予鉄髙島屋

業種/卸売業・小売業 従業員数/354人 女性比率/69%

スーパープレミアム認証達成項目

Project 1

非正規女性の正社員への転換

Project 2

男性労働者の育休取得率100%

Project 3

女性労働者の割合が国の定める平均値以上

Project 4

管理職に占める女性労働者の割合が国の定める産業ごとの平均値以上

Project 5

正社員の女性労働者の平均継続勤続年数が国の定める平均値以上

Project 6

女性労働者の就業継続率が80%以上

仕事とプライベートの両方を充実させる生き方を、すべての社員に

仕事と家庭の両立支援に早くから取り組み、2022年8月には優良な「子育てサポート」企業として厚生労働大臣の「プラチナくるみん認定」を受けました。スーパープレミアム認証については全項目を達成。この2つを取得している、愛媛県初の企業です。

管理職に占める女性労働者の割合が国の定める産業ごとの平均値以上
Project 1

女性の非正規から正社員への転換実績

契約社員へのヒアリングを実施

意欲と能力のある契約社員に対して部門長の推薦による一般社員(正社員)への転換に取り組んできました。2024年度、優秀な人材の確保と組織力の強化に向けて一般社員登用制度の見直しを行いました。新制度では社員の希望を聞くステップを加えるように改正。契約社員を対象に一般社員登用実施に向けてのヒアリングを実施しました。
制度改正から半年で、契約社員の中から5名が一般社員へ登用。制度を適正に運用し、ロールモデルをつくり上げることで、契約社員のモチベーションと意欲の向上につなげていきたいと考えています。チャレンジしようとする人が増えてくることを期待し、今後はさらなる制度の活性化に向けてマネジメントを連動させた人材育成にも取り組んでいきます。

Project 2

男性労働者の育休取得率100%

周りの理解の醸成とバックアップ体制

配偶者の出産が分かった段階で、産後パパ育休や育休の取得に向けて、上司を交えたミーティングを実施します。育児休業制度に関する情報をまとめた男性社員用の冊子を用意しているので、それをもとに個別に説明を行います。
本人に育休取得の意向確認を行った後、業務分担やまわりの社員の理解を含めた話し合いを行い、気持ちよく休みに入れるようにバックアップをしています。女性も含めて育休を取得する人に対する理解を促し続けた積み重ねによって、育休に入る人をあたたかく送り出し、復帰の際にはあたたかく迎える職場の雰囲気が醸成されました。育休に関して不安や悩みがある場合には相談できる窓口も設けています。

Project 3

女性労働者の割合が国の定める平均値以上

女性の活躍をアピールする採用に注力

そもそも男性よりも女性の応募が多いのですが、合同説明会や会社説明会で、女性が働きやすい職場環境であることを話し、採用に力を入れてきました。2022年に、「子育てサポート企業」として厚生労働大臣の特例認定を受ける「プラチナくるみん」の取得をはじめ、女性活躍推進の取り組みや福利厚生制度について周知してきました。
女性の活躍について具体的に紹介し、アピールして女性社員の新卒採用に力を入れ、人材確保にもつなげていきたいと考えています。

Project 4

管理職に占める女性労働者の割合が
国の定める産業ごとの平均値以上

キャリア開発につながる教育と自己啓発支援

年度ごとに教育計画を策定し、社員のスキルアップに向けた教育を実施しています。スキルや知識の向上、キャリア開発につながる教育を通して、社員がやりがいを持ち、意欲的、自律的に働き続けたい、また、新たな取り組みや業務に前向きにチャレンジしたいと感じられることを目指しています。
若手社員については確実に組織に貢献し、当社の将来を担う人材となれるよう、育成計画と目標を持って基礎的なスキルや能力開発を支援するとともに、日常の業務を通じての人材育成も積極的に行っています。
また、自己啓発支援にも取り組んでおり、自己のレベルアップを目的とした資格取得を推進しています。一定の要件を満たした資格取得については、資格取得のための費用を支援する制度も整えています。

Project 5

正社員の女性労働者の平均継続勤続年数が
国の定める平均値以上

福利厚生の周知徹底とワーク・ライフ・バランスの推進

コミュニケーションが良好な環境の醸成を行ってきた結果、各部署でカラーの違いはあるものの、どの部署においてもコミュニケーションがとりやすい環境があり、多くの社員から働きやすいと思ってもらえているようです。
百貨店は女性社員が多いため、女性特有のライフイベントや悩みも考慮した様々な福利厚生や制度を整えています。それらを活用しながら柔軟な働き方ができるようにしています。また、定年後も継続して就業しやすいような職場環境づくりにも取り組んでいます。
社員がやりがいのある仕事と充実した私生活のバランスを取りながら、ワーク・ライフ・バランスを引き続き推進していきます。

Project 6

出産した女性労働者の就業継続率80%以上

不安にさせない密なつながりと復帰支援

産休前から育休復帰まで、育休を取得する社員とその上司、人事担当者で数度のミーティングを実施。スムーズな復帰ができるよう本人と該当部署の上司との連携を密にすることに加えて、育児短時間勤務者の復帰支援にも力を入れています。
休みに入って会社との連絡が途絶えたり、表に出る機会がなかったりする状態が続くと、不安を感じることがあるため、少しでも不安感をなくしていけるように、上司や相談窓口担当者がこまめに連絡を取るようにしています。復帰後の仕事に関することだけでなく、保育園入園や日常の出来事について話をしたり、ときには子どもを連れて遊びに来てもらったりすることもあります。

目標達成のプロセス

1

人事制度の改正とロールモデルの創出

2

育休に関する理解を促すミーティングの実施

3

「プラチナくるみん」の取得とワーク・ライフ・バランスの推進

4

コミュニケーションがとりやすい職場環境の醸成

あたたかな人達と制度に支えられ仕事も家庭もどちらも大事にできる

食品グループ

岩本 和晃

2019年入社

リビングフロアのタオル、寝具の売り場を経て、現在は食品グループの洋菓子売り場を担当しています。2023年3月から一人目の育休を14日間、2024年9月から二人目の育休を1カ月間取得しました。

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Question 1

育休取得の思いや経緯を教えてください。

子どもの日々の成長を見たい、妻に休める時間を作ってあげたいというのが動機でした。育休を取れるのならそうしてほしい、と妻からの希望もありました。一人目のときにはまず14日間のお休みをいただきましたが、二人目の際は一人目の世話もしながらということになるため、1カ月のお休みを取りました。一人目のときの立ち会い出産で、妻のしんどい思いを目の当たりにし、楽にしてあげたい気持ちが強くなりました。4回に分けて取れるので、必要に応じて取得したいと思います。

Question 2

育休取得に際しての職場の反応はどうでしたか?

自分の仕事を職場の誰かにしてもらうことになるわけで、負担をかけてしまうのが気がかりだったのですが、人事や労働組合の方々を中心に取得を勧めてくれましたし、会社全体で育休を取りやすい環境を作ってくれました。取得の時期や業務の引継ぎなどについては上司と話し合いながら進めることができ、不安なく休みに入れました。今の売り場の社員さんをはじめ多くの方々から「しっかり奧さんを助けてあげてね」など、あたたかい言葉をかけていただき、うれしかったです。

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Question 3

育休を取得したことで変化はありましたか?

仕事も家族も、自分にとってどちらも大事であることを再認識し、ワーク・ライフ・バランスについて深く考えるようになりました。育休取得の経験を通して、会社の人達との距離が近くなったように思います。育休に関する社内制度の理解が深まったことで、二番目の子どもの育休取得については不安なく、迷いなく決めることができました。男性社員のなかには育休を取ることを躊躇される方も多いと思いますが、私が周りの方にしてもらったように背中を押せる存在になりたいです。

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社員インタビュー画像 全ての社員が生き生きと働き成長・貢献し合う企業へ

常務取締役

渡部 彰

2021年就任

生活文化向上に貢献することともに、社員の豊かな生活の実現も目指しています。そのため、全社員が仕事とプライベートを両立しながら能力を発揮できるようワーク・ライフ・バランスの推進に取り組んでいます。

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Question 1

認証に向けて取り組んだことは?

随分前から積極的にワーク・ライフ・バランスの推進を図ってきたことが、認証取得に繋がったのだと思います。特効薬的な取り組みはないわけで、働きやすい職場づくりを継続的に進めてきました。男性の育休については、取得する本人だけでなく、上司を交える形で育休制度の個別周知や意向確認などを実施し、会社全体の理解を促しました。2021年に「育児・介護休業法」が改正された際には、就業規則の見直しや、育休の相談窓口の設置など、雇用環境の整備も行いました。

Question 2

取り組みによりどのような結果が得られましたか?

育休の取得に関しての認識が高まり、特に男性社員の育休取得に関する考え方には変化がありました。ひと昔前まで、男性の育休は取得しても1日か2日程度でしたが、今では分割して複数回取得したり、「1カ月取得して育児に積極的に参加し、妻をサポートしたい」と申し出たりする社員がいます。それに伴い、一緒に働く社員の理解が深まり、安心して休める職場環境も整ってきました。助け合う職場風土に加えて、支え合う関係が強固になったと感じます。

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Question 3

今後の目標や夢をお聞かせください。

「社員が会社と共に成長・貢献し合う関係性であり、誇りを持って働ける企業」を目指すべき企業像とし、すべての社員が生き生きと働ける職場環境づくりに取り組みます。その先に、地域の生活文化向上に寄与するという理想を描いています。引き続き女性社員の活躍推進には力を入れます。若手社員のフォローをするとともに、女性管理職の比率を高めていくことが、目標の一つです。子育てをしながら管理職の仕事をこなせる職場環境を整えていきたいと考えています。

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企業情報

社名

株式会社 伊予鉄髙島屋

住所

〒790-8587 愛媛県松山市湊町5丁目1番地1

業種

卸売業・小売業

従業員

354人