スーパープレミアム認証事業所
スーパープレミアム認証事業所
株式会社アイムービック
業種/情報通信業 従業員数/61人 女性比率/39%
スーパープレミアム認証達成項目
Project 1
正社員に占める女性労働者の割合が国の定める平均値以上
Project 2
正社員への転換実績又は正社員として再雇用し、再雇用後6箇月以上継続して就業している
Project 3
出産した女性労働者の就業継続率80%以上
Project 4
男性労働者の育休取得率100%
「人とテクノロジーで、地域の変化のチカラになる」をミッションとし、企業や地域の課題解決のためのWeb開発を行っています。創業当初から多様な働き方ができる環境の整備を進めてきました。先進的な体制を導入し、働きやすさを追求しています。
正社員に占める女性労働者の割合が国の定める
平均値以上
多様な働き方で生活の変化に対応
基本的には性別による区別を設けず、すべての社員が働きやすい環境を整えることに取り組んできました。たとえばリモートワークや時差出勤制度、地域限定社員制度、短時間勤務制度など、さまざまな生活背景に対応する柔軟な勤務制度をつくりました。その結果、結婚や出産、介護といったライフイベントによって生活スタイルや働き方に変化が生じやすい女性が継続して働きやすく、復職しやすい環境が整い、結果的に女性の割合が増えてきたのだと思います。
採用についても特に女性を意識して特別なことを行ったわけではありませんが、採用人数と社員数が増えるにつれ、女性の比率が少しずつ上がってきました。
正社員への転換実績又は正社員として再雇用し、
再雇用後6箇月以上継続して就業している
正社員化のための支援・教育・環境整備
同一労働同一賃金の考え方に基づき、国のキャリアアップ助成金を活用し、正社員化を積極的に進めています。アルバイトやパートといった非正規雇用の人材に対して、入社後3カ月後と6カ月後に面談の機会を設けており、キャリアの希望や方向性を聞き取ります。それらに合わせたキャリアアップ計画を立て、一人ひとりに合った正社員への道筋を支援しています。
キャリア形成やスキル向上を支援する姿勢で、創業当初から教育を大事にしており、10年ほど前には教育システムを構築し、取り組んでいます。教育と多様な働き方ができる環境を整えたことの相乗的な作用により、正社員への登用は増加傾向にあります。これは、会社にとってのプラスも大きく、登用の成果が現れていると感じています。
出産した女性労働者の就業継続率が80%以上
子育てと仕事の両立を支える企業文化の醸成
創業当初から、安心して結婚し、出産し、子育てできるよう、支え合う企業文化を大切にしてきました。リモートワークやハイブリッド勤務、 時差出勤制度や短時間勤務制度など、一人ひとりの生活スタイルに合わせた柔軟な働き方を選べる環境を整えてきました。さらに、急な休みにも備え、業務の仕組み化も進めてきました。こうした取り組みが、女性の就業継続率の向上につながっていると考えています。
ただ、さまざまな仕組みがあれば十分なのかというと、そうではありません。本人がどのような人生を選択するか、周りの協力があるかどうかが、深く関わってきます。だからこそ、出産を控えた社員に「助けの手はここにたくさんあるから、いつでも頼ってください」と声をかけています。子育てと仕事の両立に向き合う社員の気持ちに寄り添い、「心配しなくても大丈夫ですよ」と支えられる会社でありたいと考えています。
男性労働者の育休取得率100%
男性の意識の変化に合わせて「当たり前」へ変える
育休の取得についても「男女の区別なく」を基本としてきましたが、男性社員は女性に比べて取得に消極的で、有給休暇を活用するケースが見られました。国が「産後パパ育休」の制度を創設したころから、男性社員の育休に対する関心が変化してきたように感じます。そのころから、対象者に取得を促す声がけを積極的に行うようになり、男性社員の育休取得も当たり前のこととして定着してきました。
育休取得者には、しっかりパートナーをサポートし、育児に関わってほしいと伝えています。休んでいる期間の業務については、業務の仕組み化とチーム内での事前の調整によって対応する体制が整っているため、「心配なく休みが取れる」という声が聞かれます。
目標達成のプロセス
1
多様な勤務形態を整える
2
一人一人に合った支援で正社員化を図る
3
業務の仕組化と支え合う企業文化の醸成
4
さまざまな働き方に対応する環境の整備
システム班
西林 京佑
2022年入社
心にゆとりを持って家事や育児に関わり、出産後間もない妻を労わりたいと、育休を取得。子どもの誕生をきっかけに、仕事や会社への思いにも変化が生まれ、家庭を大切にしながらキャリアアップも目指しています。
育休を取得した思いを教えてください
赤ちゃんの世話は大変だろうという印象があって、時間的にも精神的にも余裕を持って家事や育児に関わりたいと思っていました。自分自身も取りたかったし、妻も取れるなら取ってほしいとのことでした。ただ、「本当に取っていいものだろうか」と気になり、過去に取得した社員がいたのかを確認してみました。「いましたよ。取れますよ」という回答だったので、取得を決めました。何でも相談しやすい会社なので、前例がなかったとしても希望を出していたと思います。
休んでいる間の業務に不安はありませんでしたか?
どらかというと、仕事に関してよりも、子育ての不安の方が大きかったです。育休に入る前に、上長が業務の調整をしてくださり、「育児を頑張って!」と送り出してくださったので、安心して育児と家事に専念することができました。現在も、子どものことなどで休みを取りたいと伝えると、「どうぞどうぞ」という感じで、会社全体で子育てを応援してくれていると感じます。制度や仕組みだけでなく、会社の風土や人的な部分が大切なのだと、経験を通して実感しました。
お子さんの誕生でご自身に変化はありましたか?
親としての責任が仕事のモチベーションになっているのを感じます。自分のやるべき業務をしっかりやったうえで定時に帰り、家事をしようということで、以前より効率重視で仕事に取り組むようになりました。この会社の良さを改めて認識し、会社の売上げに興味を持つようになりましたし、社内の人とのつながりも大事にしていきたいと思うようになりました。パパ社員が10人いると聞いたので、パパ社員で集まって意見交流ができるような機会が持てたらうれしいです。
取締役
森本 美智子
2005年就任
「お客様・社員・家族から愛され、お客様・社員・家族の夢を実現できる会社へ」の理念のもと、制度設計を行い、働きやすい環境を整えてきました。創業以来、社員に寄り添うための選択を重ねてきた結果の一つが、スーパープレミアム認証です。
認証取得の意義をどのように考えておられますか?
スーパープレミアム認証は、企業理念の実現やこれまでの取り組みを示す会社のバッジだと思っています。社員のライフステージに寄り添い、少しずつ整えてきた「働きやすい環境」を外部に示すことができる証でもあります。認証を受けているということが、採用力や定着率につながるのではないかとも考えています。また、社員の自信になり、ご家族から「就職して良かったね」と思ってもらえるとうれしいです。今後も社員の声を聞きながら魅力を上げるための挑戦を続けていきます。
柔軟な働き方が可能だとお聞きしましたが、その内容は?
IT企業だからできる部分もありますが、リモートワークを導入しており、ハイブリッド勤務やフルリモートも可能です。さらに、3パターンの時差出勤制度や、勤務地を限定して雇用する限定社員制度もあります。県外や海外に生活拠点を持つ社員にも活躍してもらっています。様々な勤務形態を活かすための仕組みづくりも大事だと考えており、最近ではバーチャルオフィスを取り入れました。組織として無理のない体制、みんなが納得できる仕組みになりました。
今後の目標や夢を教えてください。
IT業界は人材の流出が多く、愛媛から首都圏へ移るケースも少なくありません。この課題を解決するため、首都圏のIT企業に劣らない福利厚生を備えた魅力ある会社にしていきます。四国にIT人材を増やし、四国のDX化をまるごと任せていただける会社になることを目指しています。そして、その利益を社員に還元し、社員は仕事もプライベートも充実させることができ、家族に喜ばれるという「一番ハッピーなシナリオ」になる仕組みをつくっていきたいと思っています。
企業情報
社名
株式会社アイムービック
住所
〒790-0003 愛媛県松山市三番町6丁目3-4 松山パルビル5F
TEL
業種
情報通信業
従業員
61人